ふたみ潮風ふれあい公園の宿泊施設「ふれあいの館」から車で5分の場所で行われるイベント「双海灘町横丁はしご酒」。
ふたみ潮風ふれあい公園では、双海地域を盛り上げるイベントと何か連携できないかなと思い、「はしご酒おとまりプラン」を作成しました。
開催から丸2年経ち、第10回を迎えたはしご酒イベント(2024年9月28日)がどんなイベントなのか、、ふれあいの館への宿泊体験込みでレポートしました。
双海灘町横丁はしご酒イベントとは?
奇数月の最終土曜日、双海町では横丁が出没します。双海町内外の小さな飲食店が会場の中にひしめきあうように営業し、双海の夜を盛り上げます。
普段はイベント出店しないお店、実店舗は持たずイベント限定出店のお店の出店も多く、特別感満載です。
「かつては栄えた上灘の商店街を、夜まで呑める賑やかな町に復活させたい!」という想いから、年に5回開催されています。
イベントの概要
<イベント名>
双海灘町横丁はしご酒
<日時>
3月・5月・7月・9月・11月の最終土曜日
16:30から21:00まで
<会場>
双海郵便局 隣の駐車場
(愛媛県伊予市双海町上灘甲5830-2)
※双海シーサイド公園から徒歩5分
<交通>
駐車場:双海地域事務所、ふたみシーサイド公園をご利用ください
JR伊予上灘駅からトゥクトゥク送迎あり(徒歩でも約8分)
<主催>
双海灘町横丁はしご酒実行委員会
イベント会場までトゥクトゥク送迎
ふたみ潮風ふれあい公園にお泊りの場合、16時から17時の間にチェックインを済ませていただきます。
「ふれあいの館」からイベント会場までは、双海で活躍中のゴールデントゥクトゥクがお出迎え。17時過ぎにふたみ潮風ふれあい公園の駐車場へやってきてくれました。
たった5分ほどのトゥクトゥクドライブですが、あっという間に「非日常」の世界へ引き込まれます。9月はこの時刻、まだ明るいので双海の景色を楽しみつつ、秋風を感じながら会場へ向かいました。
デカムラさん
自称「愛媛湘南化プロジェクトリーダー」。双海をトゥクトゥクの町にしたいという夢を持って活動されています。送迎で活躍するのは、タイ製の10人乗りゴールデントゥクトゥク号。
はしご酒イベントの楽しみ方
会場に着くとまずは受付。会費1,000円を支払うと、1,200円分の会場で使える割引チケットをもらえ
ます。
出店14店舗のうち、もらえるチケットは抽選で決定。どこのお店が当たるかドキドキなのも、ひとつの演出です。
普段の趣味嗜好から外れて、偶然の素敵な出会いを作り出すため。偶発的な出会いで、お店の方や隣になった方との会話や、おいしいお料理とお酒を楽しんでほしい!
こんな主催者の想いで、ガラポン抽選システムを採用しているのだそうです。
引き当てた3店舗×400円の割引チケットを片手にお店を回ります。チケットのないお店も、もちろん自由に利用することができますよ。
第10回の出店ラインナップは下記の通り。レギュラー店舗・新規出店店舗、そして双海町内外の店舗がバランスよく出店されていました。
双海のお寿司屋さん「双楽」
双海灘町横丁はしご酒イベントに来たら、必ず行きたいお店が「双楽」。メインイベント会場から徒歩2分程度の場所にある、老舗お寿司屋さんです。
はしご酒イベントと連動して、イベント特別お品書きで営業されています。必ず食べたいのが上寿司!2024年9月時点で1人前1,300円で、大満足のお寿司セットが食べられます。
回るお寿司の3倍はあろうかというネタの大きさと厚みで、口の中が新鮮な海鮮の旨味であふれます。
本当はこの後お店を回ることを考えると、食べる量をセーブしたほうがいいのはわかっているのですが、欲望に負けてお腹いっぱいになりました、笑。
最近の双楽はイベントでも1、2を争う大人気店舗なので、最初に行くのが正解。この日は私たちが訪れた後の18時以降、行列ができていたそうです。
再びメイン会場へ
辺りも暗くなってきた中、イベント会場へ戻ってきました。9月のイベントは気候がよく、もっともお客さんが多いようで、この日も200人を超える来場者がいたそう。
どこの店舗も席は埋まっていましたが、みなさんはしごするので回転が早く、少し待っているとすぐ座ることができます。ちょっとだけ椅子取りゲームみたい。
どこの店舗もドリンク、おつまみなど気軽に頼めるメニューをたくさん用意してくれています。ワンドリンクにおつまみをつけて注文し、だいたい1000円弱~1500円くらいのお会計になりました。
お酒しか置いていないお店もありますが、ほとんどがノンアルコールのドリンクも用意してくれているので、お酒が飲めない人も安心。
食事やお酒を楽しんだ後は、甘い物を提供するお店もあります。「ポパイ」のパフェや「まんてんスパイス」のスイーツピザなど、至れり尽くせりでしたよ。
お酒のイベントとはいえ、お酒が飲めなくてもグルメを充分楽しめると思います。
イベントの特徴
気の合う仲間や家族と一緒にお酒を酌み交わす場としてだけでなく、双海町民・外から来た人に関わらず隣り合った人たちとも気軽に交流できる場です。
若い人から親子連れ、高齢者まで、様々な世代の方が来場されていました。
お酒の力も借りてか、「隣でうるさくしてごめんねー」「どこから来たの?」など、地元の方がたくさん話しかけてくれるのが楽しい。お店の人も一緒になって話が盛り上がるのも楽しい。
地元の人は、知り合いのお店目的で来たけれど、「はしごして双海町外のお店にも行ってみよう!」と新規開拓できますし、双海町外の人は双海の雰囲気を肌で感じられるのもいいですね。
たまたま会場で知り合いと出会って、話し込んでいる人を何人も見かけました。ここまでお客さんとお客さんの距離感が近いイベントって、ありそうでないのでは?と思っています。
身の回りで繰り広げられる交流まで含めて楽しめるイベントです。
17時過ぎに来たのにあっという間の4時間。名残惜しいですが、次のイベント開催を楽しみにしておきます。
帰りもトゥクトゥクで送ってもらえます
21時頃、近隣で送迎をしているデカムラさんに声を掛けると、タイミングを見て「ふれあいの館」まで送ってくれます。
イルミネーションを施したトゥクトゥクが真っ暗な夜道を走ります。宿に帰ったら、あとはお風呂に入って寝るだけ。お酒を飲んだ後に、帰宅の心配をしなくていいのは最高じゃないですか?!
朝の「ふれあいの館」
お布団の上で気持ちよく目覚めると、大自然が迎えてくれます。双海の朝の光は柔らかく、海と空の青色がより一層美しいんです。
「こんな身近でリゾート気分が味わえるなんて」というお言葉をいただいたことも。
ふれあいの館は素泊まりのみなので、朝ごはんやコーヒーを持ち込むのがベスト。自然を眺めながらテラス席でいただくモーニングは最高ですよ。近隣の朝散歩も気持ちいいです。
チェックアウトの10時まで、宿でゆっくり過ごせます。
イメージ動画
まとめ
はしご酒イベントに興味があっても、帰りの足を心配してなかなか遊びに来れなかった人もいると思います。
松山市や東予地方の人など、プチ旅行として、ふたみ潮風ふれあい公園の宿泊施設を活用してほしいです。
双海暮らしを垣間見れ、誰もが楽しく繋がれることが醍醐味な「双海灘町横丁はしご酒」を体感しに来ていただけると嬉しいです。